なぜ窓際族は生まれるのか。

僕はごくごく平凡なありふれたサラリーマンです。なにか1つでも特徴を上げるとしたら、特徴がないのが特徴といったところ。職場もかなり平凡だけど、まさに玉石混合。優秀な人もいれば、変なおじさんもいる。しかし、まあ、変なおじさんは疲れちゃってます。全てに。家のローン、子育て、嫁姑問題、夫婦仲、いろいろあるよね世の中。

疲れちゃってる窓際族は、できるだけ降って湧いたような仕事は押しつけたがる。もうデキるデキないじゃない、やらない。燃え尽きてます。彼らに甲子園球児のような熱い夏があったのか、ぼくは知らない。しかし、灰になっているのだから、たぶんそうゆうことだろう。若い時には「仕事は作り出すものだ!」とか「自分で仕事を見つけてこい!」そう言われて育ったと思うのだけど。

なぜ底なしの無気力人間が、どんな組織にもいるの?きっと自分の子どもが見たら疑問に思うだろう。理由はなんだろう。

・その人自身、初めからやる気がない。

こりゃーもうそうなりますよね。

・採用時に誰でも良いから人手が欲しかった人達のミス

多種多様な人材を求めるダイバーシティというのは昔から言われていて、色んな人が集まって化学作用の爆発で組織力を上げていくとか言うとか。けど、正直、アカンやつはアカン。採用の時は、伸びしろに賭けたんだろうけどな。

そろそろ社会人として成功する正解を出してほしい。

・途中で出世争いに負けてやる気がなくなった

古い体質の大企業なら派閥争いとかありそうだけど、ドラマの見過ぎか。

・仕事をしたくないから

とにかく定時!職場が嫌いなんです!職場の空気吸いたくないし、職場の人間も嫌い!面倒くさい調整なんてまっぴら!あ~楽しくない!自分の成長とかもういいし!みたいな!

絶対これです!すぐに仕事押し付けるし!もう~こんな人がいたらチームワークなんてあったもんじゃないじゃん!

ONE FOR ALL!!ALL FOR ONE!!やれや!

なんで窓際族のことなんて考えてあげないといけないの!分かり切った事よ。仕事がしたくないのでしょう。ふう。

 

モテない友達に彼女ができない理由が分かった気がした話。

僕には大学生時代に出会った10年来の友人がいる。腐れ縁といっても全く問題ない愛すべき友人であるが、ファーストインプレッションは「疲れ切ったオジサン」。「生まれたてのヒヨコ」のような、寝起きのしわくちゃフェイスは男友達から大変好評であり、彼の家に泊まりに行ったときはいつも楽しみにしていたものだ。彼はツッコミも鋭く、叩けば響く太鼓のようなキャラもこなし、友達にしておいたら楽しいオールマイティ、アンドナイスガイ。そんな彼を僕は好いていて、勝手に家に押し入っては、パワプロやウイイレをして遊んでもらっていた。

 

しかし、彼には彼女ができないという悩みがあった。というのも、彼は勉三さんも顔負けの生真面目人間(メガネはしているがビン底ではない)。これまでの半生で女性と話したことがほとんどなく、なんなら女性に対するトラウマがあったらしい。植木等よろしく、スーダラ節の僕とは違って、なんでも入念に考えて行動するタイプの人間。そのせいか、女性と話すだけなのに、脳みそフルパワーで会話を考え、こう言ったら相手はどう思うだろう、とか、冗談でも言って滑ったら詰む、とかなんとか考えちゃって、頭でっかちお口チャックになってしまうそうなのだ。「ああ、叩けば響く太鼓のようないつもの君はどこに行ってしまうんだい」と聞けば、女性は「まず、叩いて来ない」らしい。女性を喜ばせるための攻撃方法がカウンターしかないのは、まずいねえ。技マシンでもあれば、こじゃれたジョークも言えるのだろうが、現実的には女性慣れするしかないのだろう。

 

しかし、今のようなペアーズとか街コンみたいな出会いがない時代。まじで女性慣れする機会もない。今じゃ考えられないくらいの暗黒時代。そうゆうことなので、とりあえず、勉三さんは小手先のテクニックを身に付けるため恋愛本を読むのに終始した。そうこうするうちに大学四年生の夏、奇跡的にバイト先で出会った女性に恋心を持ったようであるが、瞬殺である。コイキングのように意気揚々、ぴちぴちとしていたものの、やはり跳ねるだけである。結局のところ、恋愛のPDCAを回すべきところを、机上のプランのみに終始していた彼が、いきなり好きになった女性を落とせるべくもない。それにしても、肩を落とす彼には、胸を打たれたものである。女性たちよ、願わくば振った男達の、悲しむ姿までトータルでフィーチャーしてくれよ。。

 

それから、諸行無常に流れていく時間に抗うことができず、彼は今10年の時を経て、恋愛スキルほぼゼロの大人の男になった。周りの友人は大体結婚してきており、そろそろと思っているようである。近年、恋愛市場に画期的なサービスがあるので、出会いは求めればいつでも、ある。彼は女性慣れさえすれば彼女はできる、と僕は思っていた。しかし、できない。なぜなのか?彼が彼女を作り結婚することは、僕にとっても悲願となっている。彼の課題はなんだろうか?まあ、そんなことはググって「彼女ができない」とか検索すれば彼自身の課題は浮き彫りになるのであるが、その上で、愛すべき友は「理想が高い。これに尽きる」と言っている。ええ、本当に?たったそれだけで、なぜこうも彼女ができないんだ友よ。

そう言われて、いろいろ考えていたんだけど、ある出来事があったのを思い出した。

それは、彼の会社のボランティア活動について、「めんどくさい」と言って批判をしていたことであった。僕としては、その会社がボランティア活動に積極的なことに好感を持ったので、ええやん、となだめるのであるが、彼の批判は止まらないのであった。

 

さては友よ、もしかして人間性に問題あり?思い出を紐解いていけば、学生の頃から二人きりになったときに、別の友人の批判とかしてたな~。そうゆう批判屋精神とか出ちゃってんじゃないのかしら。

婚活って、チャンスが多い分だけ物件の比較検討がし易いじゃないですか。自由恋愛市場とか言うらしいけど、出会いのチャンスが開放された結果、神の見えざる手が男の正解を決めてしまったんじゃないかと。市場経済の原理原則が男に対しても適用されちゃったんじゃないかと。

つまり、女性がみんな家電製品のように男を比較検討を始めたら、外見・性格・収入についての基準点が決まり、ある項目が赤点なら自分にとっては対象外。それでも別のカテゴリーの層にとっては、基準点を超えているなら、対象になれる。

 

女性ってフィーリングが大事っていいますやん。でも無意識のうちに基準点が固まっているんでしょうね。とにかく、僕の友人は、彼が求める女性たちにとっては対象外ということなのだろう。だから、どうしても理想の人たちを求めるなら、基準点をリサーチするのはありかも。まあ、当たり前のことなのかもしれない。でももっと考えて婚活しなきゃ。きっと今がんばれば結婚できる。

 

すみません、彼のことを考えていて、文章にしてみればすっきりするかなと思って記事にしました。最後までお読みい頂き有難うございました。